長崎県波佐見町のジビエ処理施設モッコの代表じょうごです。
タイトルのように、お届けしたお肉が硬かったので改善してほしいとの、
レビューをショッピングモールにご意見として頂戴しました。
正直にお答えします。
お客様にお届けしたぶつ切り肉は、煮込みなどにご利用いただくことを
前提としておりますので、そのままの形で焼いたり、さっと火を通す
お料理にお使いいただくと、牛肉や豚肉に比較するとあきらかに硬いです。
このため、写真のように、ぶつ切り肉を焼くお料理にお使いいただく場合、
なるべく薄く切っていただきご利用いただくことをお勧めいたします。
イノシシ肉は、基本的に筋肉質であるため、配合飼料で硬さをコントロールできません。
物理的に、薄く切ってご利用いただく形になりますのでご理解ください。
弊社は、他社と比べて同業者にご指摘いただくほど、
リーズナブルにご提供しようと努力を行なっておりまして、
年間を通して有害鳥獣駆除にて捕獲されているイノシシを、
一定の品質の商品を、年間通して供給するため、脂の乗っている冬季以外の
イノシシ肉についても、推奨するお料理に応じて精肉しております。
このため、ぶつ切り肉と薄切りスライス肉を、年間定番商品として、
一般消費者様にご提供するように落ち着いております。
ぶつ切り肉で硬いとのご指摘はありますが、薄切りスライス肉を
ご利用いただくお客様から、硬い肉だったとのご指摘は少ないため、
お料理の使い方で、感覚が変わるものと、私どもとしては考えております。
一定の手間がかかるお肉ですが、これも天然の恵みだからこそ、
そして一つ一つの個体が、食べたものも異なれば、捕獲される大きさも、
年齢も、雌雄も異なりますので、季節によって味も変化します。
これが、飼育環境にないジビエの魅力の一つではないかと私どもは考えています。
今後も、お客様の使用用途に合わせた最適な商品をご提供するべく、
ラインナップには創意工夫を行なってまいりますので、
その旨、ご理解の上ご利用いただければ幸甚です。
また、お使いいただくお料理と、肉の形態がわからない場合には、
お気軽にご相談いただければ、最適な形をご案内させていただきます。