有害鳥獣駆除とは
獣害を最小限に抑えるために原因となる野生動物を捕獲・駆除する活動です。
近年、増えすぎた猪や鹿などの野生動物が、
餌を求めて農地に侵入する、山の木々の新芽や樹皮を再生不可能なレベルで食い荒らす…。こういったことが原因で山野が荒廃しつつあり、大きな社会問題となっています。
そのため、山・動物・人が共存可能な環境を維持するべく野生動物の頭数をある程度の数に調整する必要があります。
現在の日本では専業猟師というのはほとんどおらず、農家や林業家、サラリーマンにいたるまで、様々な人が自分たちの故郷の自然を残すために本業と並行して有害鳥獣駆除に携わっています。
食肉加工・販売業者であるmoccoも自ら狩猟免許を取得し、有害鳥獣駆除活動に参加しています。
有害鳥獣駆除を行っていく中で大きな問題も発生しました。
駆除した鳥獣の多くは何にも利用されることなく廃棄されるケースが多くなってしまったのです。
獲れる動物の量に対して十分な数の解体所がない。ジビエの流通経路が限られており、販売する場所がない。といったことが原因の一つです。
奪ってしまった命はせめて有効に活用したい。そのためにはより多くの解体所と販売店が必要です。それがmoccoを立ち上げた大きな理由の一つでもあります。