長崎県波佐見町のジビエ処理施設のモッコ代表のジョウゴです。
更新が滞ってしまいましたが、猪肉のご注文ありがとうございます。
今日は、25kg程度のイノシシ メス・オスが同時に搬入されました。
同じ箱で捕獲された個体なので、一緒に大きくなったのかもしれません。
タケノコが生えている地域で捕獲されたとのことですので、
きっと近日中はタケノコをたくさん食べていたのでしょう。
こうして私どもで受け入れているイノシシは、狩猟者さんになるべく
捕獲されている環境を伺うことで、その肉が育つ過程も把握するように努めています。
やはり、イノシシ本来の育ち方である野生の食べ物だけで育った個体の方が、
比較的バランス良い脂身のつき方をしていて、お肉としても価値が増します。
一方で小さな頃から農作物や高タンパクのものを食べている個体は脂身が多すぎて
スライス肉など、肉本来の良さを味わえる商品には不向きになります。
イノシシなどの野生鳥獣は、このように食べるものによって肉の味が異なるので、
春に捕獲される個体、冬に捕獲される個体、それぞれに味が変化するのも、その大きな魅力です。
私どもの処理施設においては年中猪を受け入れていますので、
その時期にあったご提供方法を踏まえて、なるべく美味しく召し上がっていただけるよう、
例えば脂身の少ない夏時期にはぶつ切りやひき肉のみの販売など、
いつの時期にもお気軽に猪肉を食べていただけるように努めております。
栄養価も食べているものによって変化するイノシシ、是非季節で食べ比べていただきたいです!