長崎県波佐見町のジビエ処理施設モッコの代表ジョウゴです。
ここのところ、波佐見町が全国放送のTV番組で取り上げられることが増えています。
今日は、モッコも大変お世話になっている西海陶器の児玉盛介会長が、
テレビ東京系の著名経済番組 カンブリア宮殿に出演されます。
カンブリア宮殿の公式サイトはこちらです。
児玉盛介さんは、昨年まで波佐見焼振興会の会長として、
今では全国的な人気になっている波佐見焼の発展に、様々な形で尽力されてきました。
そもそも波佐見焼として名前が出ることになるのは、
産地偽装事件が話題になった30年ほど前です。
それまでは有田焼として世の中に出ていて、波佐見焼というほぼ無名でした。
しかし、この名前を世に出すからには、自ら先頭に立って全国を回り認知度を高めるとともに、
生産者のプライドを高めるための努力も、現場の職人さんを含めてディスカッションを繰り返されてきました。
私が特に感銘を受けるのは、児玉さんが全国の美術系大学を
波佐見の職人さんを引き連れて回られた波佐見焼サポーター養成講座の存在です。
この取り組みがきっかけで、波佐見町に移住された若者も多く存在しています。
そして、波佐見町を訪れる人が増えるきっかけになる”西の原工房”を買取り、
カフェや雑貨店、そして焼き物屋さんが入るオシャレなゾーンに蘇らせたのも、
児玉会長の手腕によるところが大きいです。
お父さんの児玉薫さん(波佐見町長も経験されています)が第二次対戦後、
一人で焼き物商社を立ち上げられ、ご自身は東京西海陶器という、
東京で肥前地区の焼き物を世に出す取り組みを同じく一人で展開された
エネルギーの持ち主だからこそ、これだけのことを進められたのだと思っています。
私自身、好きな番組であるカンブリア宮殿に、波佐見の方、
取り分け、公私共に親しくさせていただいている方が出演されるのは感慨深いものがあります。