このブログでも過去お伝えしました通り、モッコでは事業再構築を行なっています。
継続的に長崎県波佐見町にてジビエ事業を行っていくために、
食肉生産に対して高い技術や、全国の飲食店等に販売網を持っていらっしゃる
島根県美郷町にあるおおち山くじらさんと、事業提携を行うことなりました。
おおち山くじらさんは、イノシシの食肉処理に長い経験を有している
島根県美郷町にて、2004年から食肉利用に取り組まれている組合を前進とし、
2017年より事業を営んでいらっしゃいます。
イノシシの処理に特化した設備と、徹底した衛生管理のもとで、
年間500頭以上のイノシシを食肉処理されていますが、近年全国で発生する
豚熱の猛威により、野生イノシシの受け入れが難しくなっています。
このため、モッコに搬入される長崎県・佐賀県の野生イノシシを、
一時処理した上で、おおち山くじらさんに輸送を行い、
一般消費者さんにお届けできるスライスなどの状態に加工いただき、
改めてモッコにて販売する形での事業を進めていきます。
これにより、小規模で運営するモッコの事業を安定させることができ、
おおち山くじらさんの豚熱で野生イノシシを受け入れができずに、
施設が稼動できない状況も改善することができ、
両社の強みを発揮することができるのではないかと考えています。
なお、2023年12月現在国内における野生イノシシの豚熱感染は、
九州では確認されておらず、モッコとおおち山くじら社との取り組みが、
何らかの感染媒介になるのではとの懸念が寄せられるかと思われます。
野生イノシシに対する豚熱の検査情報 (農林水産省サイトへリンク)
美郷町のおおち山くじらの施設に受け入れされるすべての野生イノシシについては、
PCR検査を行い、陰性であることが確認されたのちでなければ食肉処理がなされず、
それ以外の個体は、その他に一切接触がない状態で厳格に処分されております。
また、スタッフについても感染が疑われる野生イノシシとの接触がない状態で、
行動し、衣類や車両などの管理も十分な注意を払っております。
このため、上記の懸念払拭のために、今後も両社での商品管理体制は、
お客様および同業他社さんの不安払拭のために、十分に対処してまいります。
今後、おおち山くじらさんの強みである、猪肉を生かした加工品開発についても、
モッコにて提供ができるような体制を築いていく予定です。ご期待ください。